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明治時代、まだ電気のない世の中。各家庭ではランプを灯していた頃の倉敷市児島はランプ芯の製造が盛んでした。
その後、電気の普及によってランプ芯の需要も減退し、細幅織物の衰退が懸念される中、1921年に松井武平が静岡県浜松から畳縁の技術を持ち帰り、それに変わっていきました。
当初素材は麻でしたが、その後純綿に変わり、それを染色後にろう付けして艶を出したことから、『光輝畳縁』と呼ばれました。麻の何倍もの強度があり、見た目も優雅で価格も麻より安いため殆どの畳縁は綿糸へと変わっていきました。
それから時代の流れと共に設備も高速化が進み、それに伴い素材もより耐久性の高い、化繊へと変わっていき、現在では畳縁の95%以上が化繊になりました。
1959年5月1日
岡山県倉敷市児島唐琴1-14-39の地に
奥野清が畳縁製造の会社(有)丸清織物を設立。
他の畳縁製造業社の下請けからスタートし、その後奥野収が独立。
高度成長期の波に乗り、順調に業績を伸ばし、設備も充実。
そして畳の縁だけに留まらず、上敷きや花茣蓙などのインテリア部門にも参入し、バブル景気を経て業界での存在感を高める
2010年7月奥野浩明が社長に就任。
新しい市場開拓に向け試行錯誤しながら日々奮闘中。
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